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シンビジウムの栽培管理
お部屋での花の楽しみ方
花は高温(20℃以上)より低い目(8~15℃)の所へ置けば長持ちします。(あまり低温でもよくありません)また、暖房器の近くで高温乾燥になると長持ちしません。お部屋の中でガラス越しの光線にあてるとよいでしょう。そして鉢が乾きすぎ、湿りすぎのないように、4~5日に一回午前中に水を与えて下さい。
シンビジウムの特徴
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花には大型・中型・小型とあり、色彩も豊富で花付きがよい。
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寒さに強く、凍らなければ枯れることはない。2~3℃でも花はいたまない。
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花の寿命がひじょうに長く、1ヶ月以上観賞できる。
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品種が豊富で、10~5月まで、色々な品種が開花する。(6~9月に咲く品種もある)
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栽培がやさしく、夏は戸外の半日陰、冬は家の中の日当たりの良い場所で栽培できる。
(温室・ビニールハウスがなくても一般家庭で栽培できる)
毎年花を咲かせる栽培方法の要点
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霜が降らなくなった頃、戸外の40~50%遮光した場所に置く(室内で栽培したものをいきなり直射日光にあてると、日焼けしてひどく株が衰弱する)午前中の光線があたる場所を選びます。(午後の光線はあたらなくてもよい)
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地面に直接置かず、ブロック、ビールの空箱などの上に置くようにします。
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肥料は植え替え時に、洋ラン用のもの(マグアンプK等)を植え込み材料の中へ入れます。また4月から9月まで月一回油粕と骨粉を7対3の割合に混合したもの(市販の油粕固形肥料でもよい)を、6号鉢でコーヒースプーンに一杯ずつ2ヵ所へそのまま置きます。(鉢の大きさによって適当に増減する)その他に洋ラン用の液肥を時々施すようにします。
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春より新芽が多数出るが18cm(6号)鉢で大型品種(1~2個)中型品種(2~3個)小型品種(3~4個)に新芽の数を制限する。その後に出たものは、全部根元より完全に取り去ります。(新芽の数が少ない方が花が出やすい)
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灌水は、5~9月までは、毎朝一回十分にかけます。(7~8月は朝夕2回)、10~4月は2~4日に一回くらいです。かわきすぎ、しめりすぎのないよう、朝のうちに灌水します。(鉢底から少し水が出る程度)カラカラにかわいた時は、あたたかい日の午前中に、バケツに水を入れ5分間くらいたっぷりつけると良いです。(鉢を水につけっぱなしにするのはよくない)
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品種にもよるが、夏の終り頃より花芽が出るので、新芽とまちがって除去しないように注意します。(花芽は一般に先端に丸みがある)霜が降りる前に室内に取り込み(ガラス越しに光線の当たる場所が良い)日中は20~25℃、夜間10℃あればいちばんよいが5℃でもよいです。(凍らなければ枯れない)なお、日中は25℃以上にならないように注意します。
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植え替え時(株分けや鉢を大きくする)は花を全部切り取ります。園芸店等で売られている洋ラン専用の植え込み材料を使用すると、初心者でも簡単に、植え替え、株分けができます。鉢は洋ラン用の化粧鉢やプラスチック鉢でよいが、株分けを細かくすると、花が咲かなくなるので、鉢を大きくするか、二つに分ける程度にします。花を長く(1ヶ月以上)咲かし続けると、株が衰弱して、次年度の開花がむずかしくなります。
*河野メリクロン記事抜粋

